TOP #犬種ガイド 初めて犬を飼う人におすすめの犬種5選【選定基準つき】
初めて犬を飼う人におすすめの犬種5選【選定基準つき】

初めて犬を飼う人におすすめの犬種5選【選定基準つき】

2026年05月11日 犬種ガイド

「犬を飼いたいけど、どの犬種が自分に合っているかわからない」——そう迷っている方は多いはずです。犬種によって性格・運動量・抜け毛の多さ・吠えやすさはまったく異なり、初心者がこれを無視して選ぶと「こんなはずじゃなかった」という後悔につながりやすい。この記事では、初めて犬を飼う方が安心して迎えられる犬種を5つ厳選し、それぞれの特徴・向いている飼い主像・注意点を整理しました。

初めて犬を迎える家族のイメージ写真

この5犬種を選んだ3つの基準

「おすすめ犬種」は無数に語られていますが、基準があいまいだと意味がありません。今回は以下の3軸で絞り込んでいます。

  1. しつけのしやすさ: 基本的なコマンド(お座り・待て・来い)を比較的短期間で習得できるか。知能の高さだけでなく、従順さや人への信頼の築きやすさも含む。
  2. 健康面の管理しやすさ: 遺伝的に重篤な疾患リスクが特定の犬種に集中していないか、日々のケア(ブラッシング・耳掃除など)が初心者でも継続できるレベルか。
  3. 生活環境への適応力: マンション・一戸建てどちらにも対応できるか、単身〜ファミリーまで幅広いライフスタイルに馴染めるか。

この3基準すべてを「初心者目線」で評価した上で選んでいます。逆に言えば、ハスキーやボーダーコリーのように「能力は高いが初心者には扱いが難しい」犬種は、あえて今回は外しています。

初心者におすすめの5犬種

① トイ・プードル

日本でもっとも人気のある小型犬のひとつで、その理由は「賢さ」と「フレンドリーさ」のバランスにあります。抜け毛が非常に少ない(正確には毛が抜けにくいタイプ)ため、アレルギーが心配な方にも選ばれやすい犬種です。

  • 知能が高く、しつけを覚えるのが早い: 犬の知能ランキングで上位に入ることが多く、根気よく繰り返せば基本コマンドは数週間で定着することも。
  • 抜け毛が少ない: 「毛が絡まって伸び続けるタイプ」なので、定期的なトリミングは必須だが、部屋への毛の飛散は少ない。
  • 体が小さく室内管理しやすい: 体重2〜4kg前後が標準。マンションでも飼いやすいサイズ感。

一人暮らしでも、家族連れでも馴染みやすい万能タイプ。ただし、頭が良い分「退屈」に弱く、適切な刺激がないと問題行動につながることも。留守が多い方は事前に検討を。

② 柴犬

日本固有の犬種で、凛とした顔立ちと独立心のある性格が人気です。近年は海外でも「Shiba Inu」として熱狂的なファンを持つ犬種になりました。忠実で家族への愛着が深い反面、見知らぬ人や犬には慎重な一面もあります。

  • 丈夫で健康的な体質: 日本の気候に適応して長年作られてきた犬種のため、比較的健康リスクが低い。平均寿命は12〜15年とされることが多い。
  • 必要以上にベタつかず、独立心がある: 犬に常にそばにいてほしい方には物足りなく感じることもあるが、「適度な距離感」が好きな飼い主には理想的。
  • ダブルコートで季節の換毛期に抜け毛が多い: 春・秋の換毛期には毎日ブラッシングが必要になることも。

「犬に媚びを売ってほしくない」「凛々しい犬が好き」という方に強くおすすめ。ただし、換毛期の抜け毛量は覚悟が必要です。しつけは根気が要りますが、土台を作れば非常に安定した性格になります。

柴犬が屋外でくつろいでいる写真

③ ゴールデン・レトリーバー

大型犬の中でも初心者に薦められることが多い犬種の筆頭です。温厚な性格と人への愛情の深さは群を抜いており、子供や高齢者のいる家庭にも馴染みやすいのが特長です。

  • 温厚で攻撃性が極めて低い: 見知らぬ人にも友好的で、多頭飼いや子供との共生に向いている。補助犬・介助犬にも多く使われていることがその証明。
  • しつけへの反応が素直: ポジティブ強化トレーニング(ご褒美ベース)との相性が非常に良く、初めての飼い主でも関係を築きやすい。
  • 運動量が多い: 1日に合計60〜90分程度の運動が推奨されるケースが多く、十分な散歩や遊びが必要。

家族みんなで犬を迎えたい方、子供と一緒に育てたい方に特におすすめです。ただし体が大きいため、食費・医療費・スペースが小型犬より多くかかる点は事前に把握しておきましょう。

④ ミニチュア・シュナウザー

眉毛とひげが特徴的な中型の小型犬(体重5〜8kg前後)で、日本ではまだトイ・プードルほど知名度は高くありませんが、飼いやすさという点では非常に優秀な犬種です。

  • 抜け毛が少なく、においが比較的少ない: ダブルコートではなくワイヤーコートのため、抜け毛のコントロールがしやすく、清潔を保ちやすい。
  • 活発だが運動量はほどほど: 遊び好きで元気だが、1日2回の散歩(各20〜30分)でほぼ満足する個体が多く、忙しい飼い主にも対応しやすい。
  • 吠えることがある: 番犬気質を持つため、インターホンや来客に反応しやすい。無駄吠えのしつけは早めに着手したほうが良い。

マンション住まいで「中型〜大型は難しいが、小さすぎる犬も…」と迷っている方にぴったりのサイズ感です。しつけに一貫性を持たせることが得意な飼い主と非常に相性が良い犬種です。しつけ全般についてはしつけ・トレーニングのまとめ記事も参考にしてみてください。

⑤ ラブラドール・レトリーバー

ゴールデンと並び「初心者向け大型犬」の代名詞的存在。その違いは、ゴールデンより少し活発でエネルギーが高く、好奇心旺盛な点にあります。食欲が旺盛で「おやつトレーニング」の相性が抜群に良いため、しつけの習得が早いと言われています。

  • 社交的でフレンドリー: 人にも犬にも友好的で、ドッグランデビューがスムーズ。社会化トレーニングのストレスが少ない。
  • 運動が大好き・体力がある: しっかり運動させることで穏やかになるが、運動不足が続くと問題行動が出やすい。広い公園や自然の多いエリアに住んでいる方向け。
  • 体重管理に注意が必要: 食欲が旺盛すぎるため肥満になりやすく、給餌量の管理が重要。フード選びについては食事・フードカテゴリも参考に。

「アクティブな生活をしている」「一緒に走ったりハイキングしたりしたい」という飼い主と最高のパートナーになれる犬種です。反面、スペースと運動量の確保が前提になります。

ラブラドールと飼い主が公園を歩いている

5犬種の比較表

犬種サイズ抜け毛運動量目安しつけ難易度こんな人向け
トイ・プードル小型(2〜4kg)少ない中(散歩30分×2)★☆☆(やさしい)一人暮らし〜ファミリー、アレルギーが心配な方
柴犬小〜中型(8〜11kg)多い(換毛期)中(散歩40分×2)★★☆(普通)凛とした犬が好き、日本の気候で育てたい方
ゴールデン・レトリーバー大型(25〜34kg)多い多(散歩60〜90分)★☆☆(やさしい)ファミリー、子供と育てたい方
ミニチュア・シュナウザー小〜中型(5〜8kg)少ない中(散歩25分×2)★★☆(普通)マンション住まい、においが気になる方
ラブラドール・レトリーバー大型(25〜36kg)多い多(散歩60〜90分)★☆☆(やさしい)アクティブな飼い主、広い住環境がある方

迷ったらこれ、選び方の最終指針

5犬種をひと通り見て「それでも迷う」という方には、まず「自分の生活動線」を起点に考えることをおすすめします。毎日どれくらい散歩に時間を割けるか、住まいの広さはどれくらいか——この2点で犬種の選択肢はかなり絞れます。

  • 時間が取れる・広い住まい: ゴールデン・レトリーバーまたはラブラドール・レトリーバー
  • マンション・散歩は1日2回30分前後: トイ・プードルまたはミニチュア・シュナウザー
  • 独立心のある日本犬を育ててみたい: 柴犬

「万能の一推し」をあえて選ぶなら、トイ・プードルです。しつけやすさ・抜け毛の少なさ・サイズ感のすべてが初心者の「失敗リスク」を下げやすい犬種です。ただし、正解は飼い主の生活スタイル次第。「この犬種と暮らしている飼い主の声を聞きたい」という方は、わんLIFEのフィードでリアルな飼い主投稿を参考にしてみてください。

犬種を決めたら、次は迎え入れる環境づくりが大切です。室内環境の整え方や必要なグッズについては暮らし・住まいカテゴリでも詳しく紹介しています。犬との生活を、後悔のない最高のスタートにしてください。