TOP #しつけ・トレーニング クレートトレーニングの始め方|愛犬が自分から入る7ステップ

クレートトレーニングの始め方|愛犬が自分から入る7ステップ

2026年06月08日 しつけ・トレーニング

「クレートに入れると鳴きやまない」「そもそもクレートに近づきもしない」

そんな悩みを抱えていませんか?クレートトレーニングは犬にとって「閉じ込められる罰」ではなく、自分だけの安全な巣穴を与えるものです。

正しいステップを踏めば、愛犬が自分からクレートへ入るようになります。

この記事では、初日から始められる7つのステップと、多くの飼い主がつまずく落とし穴をあわせて紹介します。

クレートトレーニングとは?まず知っておきたい前提

クレートトレーニングとは、犬が「クレート(専用のケージ・ハウス)=安心できる自分のスペース」と認識できるよう段階的に慣らしていく方法です。

犬はもともと穴蔵のような狭く囲まれた場所に安心感を覚える習性があります。

この本能を活かすことが成功のカギです。

トレーニングにかかる期間は犬の性格によって異なり、早ければ数日、慎重な性格の犬では2〜4週間かかることもあります。

「なかなか入らない=失敗」ではなく、その子のペースを尊重することが大前提です。

7ステップで進めるクレートトレーニングのやり方

以下のステップは焦らず1〜2日ずつ進めるのが基本です。

前のステップで犬が自信を持てていないと感じたら、迷わず戻りましょう。

  1. クレートを部屋の中に置き、存在に慣れさせる
    最初の1〜2日はクレートのドアを外した状態で、犬がいつもいるリビングに置くだけでOKです。扉なしでも近づかない場合は、クレートの周りにおやつを数粒散らして「良いことが起きる場所」として認識させましょう。
  2. クレートの入り口付近におやつを置く
    クレートの入り口の手前から少しずつ奥へとおやつを置く位置をずらしていきます。犬が自分から鼻先を入れる、一歩踏み込むといった小さな進歩を「いいこ!」と声で褒め、毎回強化しましょう。
  3. クレートの中でおやつやご飯を与える
    完全に中に入れるようになったら、クレート内でのご飯タイムを習慣化します。食事と安心感を結びつけることで「中に入る=いいこと」の連想が強化されます。
  4. コマンド(合図)を導入する
    「ハウス」「ベッド」など一貫した言葉を、犬がクレートに入る瞬間に声に出す習慣をつけます。このとき大事なのは犬が入った後に言葉をかけるのではなく、入る直前に言うこと。これにより言葉と行動が結びつきます。
  5. 扉を取り付け、一瞬閉める練習をする
    扉を取り付けたら、まず閉めて2〜3秒で開けることから始めます。この段階で鳴いても鳴いている間は絶対に開けないのが原則です(鳴けば出られると学習するため)。静かになった瞬間に開け、褒める。この繰り返しです。
  6. 閉める時間を少しずつ延ばす
    2〜3秒→30秒→2分→10分と、ごく少しずつ閉鎖時間を伸ばします。扉を閉めている間はそばにいて声かけを続けましょう。犬が「扉が閉まっても飼い主は消えない」と理解するまでは、離れないことが安心感につながります。
  7. 飼い主が見えない状態でも落ち着けるようにする
    犬が10〜15分ほど落ち着いて過ごせるようになったら、少しずつ視界から外れる練習をします。最終目標は「クレート=落ち着ける巣穴」として自分から入るようになることです。この段階に達すれば、留守番や夜間の就寝にも応用できます。

失敗しがちな5つのポイントと回避策

①いきなり長時間閉じ込める

「慣れれば大丈夫だろう」と初日から1〜2時間閉じ込めるケースが非常に多いです。これはクレートへのネガティブな印象を一気に強化してしまいます。最初の閉鎖は数秒から始めることが、遠回りに見えて最速の方法です。

②鳴いたときに「かわいそう」と開けてしまう

鳴き声に応じて扉を開けると、「鳴けば出られる」というルールを犬に教えることになります。心を鬼にして、静かになった瞬間を待つのがポイントです。どうしても鳴き止まない場合は、閉める時間を前のステップまで戻しましょう。

③叱り飛ばすためにクレートを使う

「いたずらした罰としてクレートへ入れる」という使い方は絶対に避けてください。クレート=罰の場所と学習させてしまうと、トレーニングが根本から崩れます。クレートは「良い場所」専用です。

④犬のサイズに合っていないクレートを使う

クレートが大きすぎると、端をトイレとして使い始める場合があります。目安は犬が立ち上がって向きを変えられるギリギリのサイズが適切です。成犬まで使うつもりなら、仕切り板付きのサイズ調整できるタイプを選ぶのがおすすめです。なお、クレートやケージの選び方についてはグッズ・アイテムのカテゴリでも詳しくまとめています。

⑤トレーニング中の声かけが長すぎる・大げさすぎる

褒めるときに「すごいすごい!よくできたね!!」と興奮気味に声をかけると、犬もテンションが上がりクレートの中で落ち着けなくなります。褒めは落ち着いたトーンで短くがコツです。

まとめ:クレートは「閉じ込める場所」ではなく「逃げ込める場所」

クレートトレーニングの本質は、犬に「ここにいれば安心だ」という場所を与えることです。

焦って進めるより、各ステップで犬が自信を持てているかを確認しながら進めるほうが、結果として早く安定します。

しつけ全般の基礎づくりや、ほかのトレーニングについてはしつけ・トレーニングのカテゴリにまとめています。

あわせて参考にしてみてください。

また、クレートトレーニング中の愛犬の様子を記録したり、同じ悩みを持つ飼い主とつながりたい方は、わんLIFEアプリのフィード機能もぜひのぞいてみてください。

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